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カメラは最新じゃなくていい!
時間の肖像 写真が変わった日 10年くらい前。 今使っているカメラを買ったばかりの頃の話。 特に目的もなく、ただ街を歩いて、引っかかったものを片っ端から撮ってた。 上手く撮ろうとか、作品にしようとか、そんなことは正直どうでもよかった。 ただ、シャッターを切りたかった。 その当時、今ほどではないけど街には多くの外国人観光客がいた。 特に多かったのはインドやネパール系の人たち。それとヨーロッパから来た人たち。 みんな、カメラを首からぶら下げて歩いてた。 ある時ふと気づいた。 カメラ機材より先に、視点があった あれ?この人たちのカメラ、全然新しくない。 フィルムカメラだったり、2〜3世代前のデジタルカメラだったり。 当時の自分からすると、正直「それで撮るんだ?」って思うような機材。 でもね——写真が、すごくいい。 いや、「上手い」とかじゃない。熱があるんだ。 立ち止まる場所。シャッターを切るまでの“間”。ファインダーを覗く時間。 「あ、この人、今これを撮りたいんだな」 それが動きだけで分かる。その瞬間、僕の頭の中で何かがひっくり返った。 カメラって、最
6月3日読了時間: 4分
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